OFFICE AROMA COLUMN
新年の仕事始めを整えるオフィスアロマ|目標達成と集中力を高める香りの使い方
想定シーン:仕事始め・キックオフ会議・年間計画ミーティング/対象:経営者・部門長・総務・人事
長期休暇明けの仕事始めは、どうしてもエンジンがかかりにくいものです。
あいさつ回りや全社会議、メールの整理に追われているうちに、気づけば「1月が終わっていた」という声もよく耳にします。
本記事では、新年のスタートダッシュを支えるオフィスアロマの設計方法を整理します。
キックオフ会議・年間計画ミーティングでの香り運用に加え、個人のデスク周りでできる「小さな香り習慣」、そして1年を通じた香り戦略へのつなげ方まで、実務目線で解説します。
FOR WHOM
こんな新年の“もやもや”が気になっている方へ
- 仕事始めの1週間、なんとなくオフィス全体がだるい・ぼんやりしている
- キックオフ会議で「いい話」は出るが、その後の行動が続かない
- 新年こそ雰囲気を変えたいが、何から手をつけるべきか分からない
- 香りを使ってみたいが、やりすぎ感・好みの分かれ方が心配
SUMMARY
新年の仕事始めにおすすめなのは、「前向きさ」と「落ち着き」を同時に支える香りを、1週間かけて段階的に慣らす運用です。
朝礼・キックオフ会議には少しだけ印象に残る香りを、執務エリアには穏やかなブレンドを使い、「今日はここから一年が始まる」という感覚を空気から支えていきます。
さらに、個人のデスク周りで使える小さな香り習慣を用意しておくことで、社員一人ひとりが「自分のペースでギアを上げていける」環境づくりにもつながります。
仕事始めに「やる気が出ない」理由
長期休暇明けの脳と体の状態
年末年始は、睡眠時間・食事・活動量がいつもと大きく変わりやすい時期です。
体内時計や自律神経のリズムが乱れた状態で、急に「朝からフルスロットルで働く」のは、実はかなり負荷が大きい行動です。
脳にとっても、休暇モードから仕事モードへ切り替えるには一定の時間が必要です。
そのギャップが、「分かってはいるけど、なんとなくやる気が出ない」という感覚として現れます。
会議・挨拶まわりで集中力が分散する構造
仕事始めの数日は、全社会議・キックオフミーティング・部署ごとの打ち合わせ・取引先への挨拶など、「いつもとは違う予定」が詰まりがちです。
スケジュールが細かく分断されることで、集中する時間が確保しづらく、「何をどこまで進めるべきか」が曖昧になりやすくなります。
香りでサポートできるポイント
香りは、「今からこの時間に集中する」「ここからは切り替える」といった合図を、五感を通じて届けることが得意です。
仕事始めの数日に合わせて、「新年モードにギアを入れるための香り」を設計しておくことで、社員一人ひとりのスイッチを入れるサポートが可能になります。
新年オフィスアロマ設計の3つの軸
目標に向けて「前向きさ」を高める香り
新年の空気感づくりでは、まず「前向きさ・希望・軽さ」を連想させる香りが役立ちます。
たとえば、柑橘系の爽やかな香りは、気持ちを明るくし、スタートラインに立ったときのワクワク感を引き出しやすい傾向があります。
一方で、新年はただでさえ情報量が多い時期でもあります。スパイス系・樹木系の要素を少し加え、「落ち着き」も同時に感じられるブレンドにすることで、浮つきすぎない雰囲気を保ちやすくなります。
朝礼・全社ミーティング向けの香り強度
朝礼や全社ミーティングでは、「いつもより少しだけ印象に残る」程度の香りがちょうど良い目安です。
濃度を上げすぎてしまうと、「香り」そのものが主役になってしまい、本来伝えたいメッセージが霞んでしまう可能性があります。
ディフューザーの設定としては、会議開始の10〜15分前から運転をスタートし、本番は弱め〜中程度でキープする運用が基本です。
詳しい会議室アロマの考え方は、午後の会議に特化した次の記事も参考になります。
▶ 午後の会議が眠い時の対策・基本レシピはこちら:
午後の会議が眠い時の対策|集中を保つ会議室アロマの作り方とレシピ
1週間かけて慣らすステップ運用
新年の香り運用は、「仕事始めの1日だけ特別な香りを焚く」よりも、「1週間かけて少しずつ日常に戻っていく」イメージで設計すると効果的です。
- 1〜2日目:会議室や受付を中心に、少し印象に残る強度で
- 3〜4日目:執務エリアでも穏やかなブレンドを運転開始
- 5日目以降:好評だった香りをベースに、通常運用の強度へ移行
このようにステップを分けることで、社員の声を拾いながら調整でき、「合う人には心地よく、苦手な人にも配慮した設計」につなげやすくなります。
キックオフ会議・年間計画会議向けレシピ
集中と冷静さを両立するブレンド
新年のキックオフ会議では、「勢い」だけでなく、現実的な計画を立てる冷静さも必要になります。
そのため、香りも「テンションを上げる」だけでなく、落ち着いた判断を後押しする要素を含めておくとバランスが整いやすくなります。
具体的なブレンド例や滴数の目安は、後日公開予定のレシピ集にまとめてご紹介していきます。ここでは、「爽やかさ+木の落ち着き」の組み合わせが一つの方向性になると覚えておいていただければ十分です。
午後セッション用の追加レシピ
一日がかりの会議では、午後になるとどうしても集中力が落ちてきます。
そこで、午前中とはトップノートだけを少し変えた「午後セッション専用レシピ」を用意しておくと、空気感をさりげなくリフレッシュできます。
香りの系統を大きく変えすぎると、かえって落ち着かない印象になってしまうため、「午前と午後で、2〜3割だけ違う」くらいが実務的には扱いやすいバランスです。
タイムテーブル別の運転パターン
たとえば、次のようなタイムテーブル運用が一つのモデルケースになります。
- 会議開始15分前〜開始時:やや強め/印象づけの時間
- 会議本編(前半):弱〜中程度/議論に集中しやすい強度
- 休憩時間:一旦停止またはごく弱くし、換気を行う
- 後半開始〜終了30分前:午後用レシピに切り替え、弱〜中程度で運転
こうした「運転パターン」まで決めておくと、担当者が変わっても再現性の高い運用がしやすくなります。
個人のデスク周りでできる「小さな香り習慣」
ロールオン・アロマストーンの活用
オフィス全体で香りを運用するのが難しい場合でも、デスク周りで控えめに使えるアイテムは選択肢に入ります。
代表的なのは、ロールオンタイプのアロマや、小さなアロマストーン(素焼きの石・陶器など)です。
手首や首筋に直接塗るのではなく、ハンカチの端やノートの隅など「周囲に拡散しにくい場所」に少量つけると、周りへの影響を抑えながら、自分だけのリフレッシュタイムを作りやすくなります。
業務時間と休憩時間で香りを変える
新年は「今年こそオンオフをきちんと分けたい」と考えている方も多いタイミングです。
あえて、「仕事中に使う香り」と「休憩中に使う香り」を分けることで、切り替えのスイッチを分かりやすくする方法もあります。
- 業務中:集中・落ち着き系の香り(深呼吸したくなる香り)
- 休憩中:少しだけ華やか・リラックス寄りの香り
香りの持ち込みルールを決めるコツ
個人の香りアイテムを許可する場合は、必ず簡単なルールづくりをセットで行うことが重要です。
「周りの人が不快にならない範囲で」という一文では、解釈の違いからトラブルになることもあります。
- 使用は自席のみ・少量のみに限定する
- 香りに関する相談窓口(総務・人事)を明記しておく
- 「苦手な香りがある人が申し出やすい雰囲気づくり」を意識する
こうしたルールづくりの考え方は、冬の体調管理やメンタルケアと合わせて整理すると、一貫性が出しやすくなります。
▶ 冬の乾燥・風邪対策と合わせて見直したい方はこちら:
冬のオフィスアロマ完全ガイド|乾燥・風邪対策と両立する香りの使い方
1年を通じた香り戦略へのつなげ方
新年アンケートで好みを把握する
仕事始めのタイミングは、「香りに関する簡単なアンケート」を実施する良い機会でもあります。
「強さ」「系統」「使ってみたい場所」など、数問だけでも集計しておくと、年間設計の精度が上がります。
人気ブレンドを基準とした年間設計
新年に試したブレンドの中で、社員から評価が高かったものは、年間を通しての「軸」として活用できます。
季節ごとにトップノートだけ変える、会議と執務で濃度を変えるなど、応用の幅も広がります。
年間カレンダー記事への橋渡し
最終的には、「季節」「イベント」「目的」ごとに香りを使い分ける年間カレンダーを用意しておくと、担当者が変わってもブレが少ない運用が可能になります。
本連載では、今後「年間カレンダー」をテーマに、1年分の運用例をまとめた記事も公開予定です。
▶ オフィス全体の香り戦略の基本は、こちらの総論記事で詳しく解説しています:
おしゃれなオフィスは香りから|受付・会議室・執務で効くアロマ設計と導入フロー
まとめ|「仕事始めの1週間」で、1年の空気をデザインする
- 長期休暇明けは、脳と体のリズムが乱れやすく、「やる気が出ない」状態になりがち
- 新年の香り運用は、「前向きさ」と「落ち着き」を両立させたブレンドが相性が良い
- 仕事始めの1週間をステップで分けて、会議室・受付・執務エリアへ順に展開していく
- 個人のデスク周りでは、ルールを決めた上で「小さな香り習慣」を活用する
- 新年アンケートや人気ブレンドの情報をもとに、1年単位の香り戦略につなげていく
仕事始めの数日は、「一年のうちで一番、空気をデザインしやすいタイミング」でもあります。
香りをきっかけに、目標達成・集中しやすいオフィス環境づくりを進めてみてください。
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